香川県漆芸研究所「讃岐かがり手まり×讃岐漆芸」
糸と漆 かがりと彫り
素材も技法も異なるものが
織りなす宇宙
讃岐の地で江戸時代から連綿と伝え続けられてきた「讃岐かがり手まり」と「讃岐漆芸」。素材も技法も異なる二つの伝統工芸のコラボレーション企画です。
重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定された作家らと香川県漆芸研究所の研究生による作品が、それぞれに分けられた二つの空間に讃岐かがり手まりを組み合わせました。 人間国宝の音丸耕堂や磯井正美さんら9人による作品が並ぶ空間には、赤、グレー、黒色の無地の手まりを吊るし、宇宙を感じるような空間に。研究生らの作品が並ぶ空間には、作品に合わせて色や文様を考えて置きました。
建築家大江宏設計の香川県文化会館の展示空間に、讃岐かがり手まりと漆器の出合いが織りなす繊細で静謐な宇宙が広がりました。
■会場 香川県文化会館1階 香川漆芸ホール